2枚目を作ると決めたあと、申し込み画面のブランドの欄で止まるのは、よくある詰まり方です。

「1枚目と違うブランドにする」は、検索上位の記事がどれも書いています。ただ、分けた先で何が変わるかまでは書かれていません。

  • 分けられるかどうかは、手持ちのカードのほうで決まっている
  • 同じカード名でも、ブランドを変えると発行会社と補償が変わることがある
  • 後からブランドだけ変えるのは、受け付けていない会社がある
  • VisaとMastercardのあいだで分けても、使える店はほとんど増えない

リクルートカード・三井住友カード・楽天カード・コストコの公式ページを読みました。2026年9月21日時点の記載です。

目次
  1. 分けるかどうかは、手持ちのブランドで決まります
  2. すでにVisaかMastercardなら、急ぎません
  3. 国際ブランドは、あとから変えられないことがあります
  4. 楽天カードは、そのためのサービスを持っています
  5. 同じカード名でも、ブランドが違えば補償が違います
  6. ショッピング保険の「※」に、国内だけの条件があります
  7. 止めるときの連絡先も分かれます
  8. VisaとMastercardで分けても、使える店は増えません
  9. ただし、Mastercardだけという場所があります
  10. 同じ会社で分けると、分かれるものと分かれないもの
  11. ブランドを分けても、変わらないもの
  12. 当サイトの紹介も、ブランドで対象が分かれます
  13. 一致しないときは、こちらの都合のほうを書きます
  14. タッチ決済は、もうブランドで選ぶ理由になりません
  15. 2枚目を急がなくていいブランドの持ち方
  16. 2枚目の国際ブランドについてよくある質問
  17. まとめ。国際ブランドを分けるかの分かれ目

あなたの場合を判定する

いま持っているカードを選ぶと、ここに判定が出ます

  • 12枚目はいりません
  • 22枚目を作ると得します
  • 3条件を満たせば得します
  • 4新規扱いになりません

分けるかどうかは、手持ちのブランドで決まります

足す側のカードを選ぶ前に、手元にあるカードを見るところから始まります。分けられるかどうかは、そちらで決まっているためです。

当サイトが数値を確認している14枚は、選べるブランドがこう分かれています。

カード選べる国際ブランド
楽天カード/楽天プレミアムカードVisa・Mastercard・JCB・American Express
リクルートカードJCB・Visa・Mastercard
イオンカード/PayPayカードVisa・Mastercard・JCB
三井住友カード(NL)/三井住友カード ゴールド(NL)Visa・Mastercard
dカード/dカード GOLD/dカード GOLD UVisa・Mastercard
au PAY カードVisa・Mastercard
ビックカメラSuicaカードVisa・JCB
エポスカードVisa
JCBカード WJCB

エポスカードはVisaだけ、JCBカード WはJCBだけです。このどちらかが手持ちなら、ブランドを選ぶ余地が最初からありません。

選べないカードは、分けるしかありません。1枚目がエポスカードならJCBを、JCBカード WならVisaかMastercardを足す形になります。

楽天カードやイオンカードのように3つ以上から選べるカードは、1枚目で実際にどれを選んだかを見ないと決まりません。カードの右下か左下に書いてあります。

14枚の確認日と出どころはデータの一覧にあります。

すでにVisaかMastercardなら、急ぎません

国内で、VisaもMastercardも置いていない店はほとんどありません。手持ちがこのどちらかなら、ブランドを理由に急いで2枚目を作る場面は出てきません。

JCBだけを持っている場合は事情が違います。海外ではJCBを置いていない店が普通にあり、支払い手段が1つも残らないことが起こります。

年会費0円のままブランドを増やす話は、年会費無料の2枚持ちに分けて書きました。

国際ブランドは、あとから変えられないことがあります

「とりあえずVisaにして、後でJCBに変えればいい」は、会社によっては通りません。

三井住友カードは、公式の解説ページでこう書いています。

三井住友カードでは、お手持ちのカードを異なる国際ブランドへ変更することはできません。異なる国際ブランドのカードをご希望の場合は、新たに申し込みをして、複数枚のクレジットカードを持つのがおすすめです。

同じページは「発行後に国際ブランドは変更できる?」という問いに、カード会社やカードの種類によって異なるので利用中の会社に確認を、と答えています。共通の答えがないということ。

変えられないなら、分けるとは作ることです。ブランドを分ける話は、この時点で2枚目を作る話と同じものになります。

楽天カードは、そのためのサービスを持っています

楽天カードの「2枚目のカード」は、異なる国際ブランドやデザインの楽天カードをもう1枚作れるサービスです。公式ページはメリットの1番目に「ご利用できる店舗が増える」を置いています。

カードを作る側が、ブランドを分ける目的を前に出している例になります。

対象外もあります。楽天銀行カード・楽天ANAマイレージクラブカード・楽天カード アカデミーを持っている場合、このサービス自体を使えません。

同じカード名でも、ブランドが違えば補償が違います

上位17本を読んで、1本も書いていなかったのがここです。

リクルートカードは、選んだブランドによって発行会社が変わります。公式のご利用ガイドには、問い合わせ先が2系統で並んでいます。

Mastercard/VisaJCB
発行している会社三菱UFJニコスジェーシービー
海外旅行傷害保険最高2,000万円(利用付帯)最高2,000万円(利用付帯)
国内旅行傷害保険対象外最高1,000万円(利用付帯)
ショッピング保険年間100万円年間200万円
紛失・盗難の窓口三菱UFJニコスJCB

年会費はどちらも永年無料、還元率もどちらも1.2%です。カードの名前も同じ。

国内旅行の保険は、ブランドで有無が分かれます。Mastercard・Visaは「対象外」と書かれていて、最高1,000万円が付くのはJCBのほうだけです。

ショッピング保険は額が2倍違います。国内・海外ともMastercard・Visaが年間100万円、JCBが年間200万円。

ショッピング保険の「※」に、国内だけの条件があります

表の下に、もう1行あります。公式ガイドの注記です。

リクルートカード(Mastercard / Visa)を国内のショッピングで利用しお支払い方法を購入時に分割払い・リボ払いで指定した場合対象となります。ただし、登録型リボ「楽Pay」にご登録いただいた場合は、お支払い方法を問わず対象となります。

Mastercard・Visa側は、国内で1回払いを選んだ買い物にショッピング保険が働きません。JCB側の欄に、この条件は書かれていません。

年間100万円と200万円の差に見えていたものは、国内では有無の差に近くなります。

止めるときの連絡先も分かれます

発行している会社が違うので、紛失したときの電話番号が違います。明細を見るサイトも、支払い方法を変える窓口も別。

締め日と支払い日だけは共通で、毎月15日締めの翌月10日払いです。分かれるところと分かれないところが、1枚のカードの中で混ざっています。

海外旅行傷害保険は両方とも最高2,000万円の利用付帯です。この「利用付帯」の条件がカードごとに別物である話は、2枚目の海外旅行保険に分けて書きました。

VisaとMastercardで分けても、使える店は増えません

分ける相手をVisaとMastercardのあいだで迷う場合があります。ここは効果の小さいところです。

国内で、この2つは同じ場所で使えます。片方だけを加盟店にしている店のほうが探しにくい状況。

海外でも、この2つの差はJCBとの差ほど大きくありません。Mastercardのほうがヨーロッパの一部で強いという話はありますが、加盟店の実数を公式で確認できていないので、ここでは数字を出しません。

三井住友カードが選べるのはVisaとMastercardの2つです。三井住友カードで2枚目を作ってブランドを分けても、行ける店はほとんど変わりません。

増えるのは、JCBを足したときです。日本発のブランドで、国内の優待が別の系統で付きます。

ただし、Mastercardだけという場所があります

コストコの会員登録のページに、「※2 オンライン決済は、Mastercard®のみご利用いただけます」という注記があります。2026年9月21日に確認したものです。

Visaを2枚持っている人は、ここでオンラインの支払いを通せません。店の数ではなく、通らない1件のほうが効きます。

同じ形の場所は、ほかにもあります。全部を数え上げた一覧は持っていないので、普段行く店に「このブランドしか置いていない」場所があるか、思い出すところから。

同じ会社で分けると、分かれるものと分かれないもの

分ける先は、別の会社でも同じ会社でもかまいません。同じ会社を選んだ場合、分かれるものと分かれないものがはっきりしています。

楽天カードの「2枚目のカード」で見ると、こうなります。

2枚に分かれるか
楽天ポイント分かれない。 1つの楽天ポイント口座にたまる
利用明細分かれる
引き落とし口座分かれる(別々に設定できる)
支払い方法分かれる(1枚だけ別の方法にできる)
ETCカード分かれる(カード1枚につき1枚なので、2枚持てる)

ポイントだけは、1つに集まります。三井住友カードも、同じカード会社なら獲得したポイントを合算できる場合があると書いています。

別の会社で分けると、ここが逆になります。楽天ポイント、Vポイント、リクルートポイントは別物で、合算はできません。

「ポイントを散らしたくない」が理由なら、同じ会社でブランドだけ分けるのが素直な形になります。

ブランドを分けても、変わらないもの

還元率はブランドで動きません。リクルートカードはMastercard・Visa・JCBのどれを選んでも1.2%で、年会費もどれも永年無料です。

変わるのは補償と窓口の側だけ。還元率を上げる目的でブランドを変えても、数字は1つも動きません。

デメリットのほうも、ブランド固有のものはほとんど出てきません。実体は2枚になることそのもので、明細が2つになることと、使わないほうが財布に残ることです。

当サイトの紹介も、ブランドで対象が分かれます

ここだけは、読者の条件ではなく当サイトの条件です。先に書いておきます。

当サイトがリクルートカードに出せる紹介リンクは、JCBブランドだけが成果の対象になっています。Mastercard・VisaはASPの管理画面で成果対象外と書かれていて、申し込まれても否認されます。2026年9月19日に確認したものです。

ブランドを取り違えると、否認されます。当サイト経由で申し込む場合、リクルートカードはJCBを選ぶ必要があります。

今回は、読者側の理由とこちらの都合が一致しています。上の表のとおり、国内旅行傷害保険もショッピング保険もJCBのほうが手厚いためです。

一致しないときは、こちらの都合のほうを書きます

成果条件と読者の得は、いつも同じ向きを向くわけではありません。向いていない回は、その旨を書いて公式ページから申し込む案内にします。

注意点はもう1つあります。カード会社の紹介プログラムは、ほとんどが「広告主新規」を成果条件にしています。同じ発行会社のカードをすでに持っていると、そこで外れます。

作る側が出している入会特典にも、似た形の条件が付きます。条件の読み分けは2枚目の入会特典とキャンペーンに分けて書きました。

タッチ決済は、もうブランドで選ぶ理由になりません

計測した上位24本のうち4本が、「タッチ決済に対応しているブランドは」をよくある質問や見出しに置いていました。

楽天カードの公式ページには「すべての国際ブランドがタッチ決済対応です」と書かれています。少なくともこのカードでは、ブランドによる差がありません。

差が消えた項目は、選ぶ理由になりません。ブランドの比較記事は前の年のものが残りやすく、読むときに日付を見るところです。

対応しているかどうかは、カードごとに公式ページで確かめる形になります。ブランドの名前だけでは決まりません。

2枚目を急がなくていいブランドの持ち方

ここまでの条件を当てはめると、ブランドの側からは2枚目が要らない手持ちがあります。

  • Visaを1枚持っている。国内で使えない店はほとんどなく、海外でも困りません
  • Mastercardを1枚持っている。同じで、コストコのオンライン決済も通ります
  • 楽天カードやイオンカードで、JCB以外を選んでいる。すでに広いほうのブランド

足りていないのは、JCBだけの場合です。海外で使えない店に当たる確率が、ほかのブランドより高くなります。

JCBを1枚も持っていないことは、困る理由になりません。JCBが使えてVisaもMastercardも使えない店は、国内でもほとんど出てきません。

ブランド以外の軸で足す理由があるなら、そちらで決めるところ。保険・還元率・予備の軸ごとの判断は2枚目がいらない人の条件にまとめました。

2枚目の国際ブランドについてよくある質問

1枚目と同じブランドで2枚目を作れますか

作れます。楽天カードの「2枚目のカード」も、異なるのがブランドかデザインのどちらかであればよい形です。

ただしブランドを分けないなら、使える店は増えません。明細を分ける、ETCカードを2枚持つ、といった別の理由が要ります。

American Expressを2枚目に選ぶのはどうですか

当サイトが数値を確認している14枚のうち、American Expressを選べるのは楽天カードと楽天プレミアムカードだけです。ほかのカードでは選択肢に出てきません。

選べる相手が、そもそも3つしかありません。ブランドを分けるのが目的なら、Visa・Mastercard・JCBの3つから選ぶ形になります。

ブランドを変えたくなったら、どうすればいいですか

会社によります。三井住友カードのように変更を受け付けていない会社があり、その場合は新しく申し込むことになります。

カードの番号が変わると、登録してある固定費の支払い先を入れ直す作業が付いてきます。変える前に、どこに登録しているかを数えておくところ。

2枚目の審査には通りますか

扱っていません。当サイトが見ているのは公開されているカードの条件だけで、審査の基準は公開されていないためです。

まとめ。国際ブランドを分けるかの分かれ目

判断が分かれるのは、次の5点です。

  • 分けられるかどうかは手持ちのカードで決まる。エポスカードはVisaのみ、JCBカード WはJCBのみ
  • 後からブランドだけ変えるのは、三井住友カードでは受け付けていません
  • 同じ「リクルートカード」でも、Mastercard・Visaは国内旅行傷害保険が対象外
  • VisaとMastercardのあいだで分けても、行ける店はほとんど変わりません
  • 同じ会社で2枚持つと、ポイントは1つに集まります

分けると、カードの中身まで変わります。ブランドの欄は、色や柄を選ぶ欄ではありません。

手持ちのカードを選ぶと、ブランドの側から足す意味があるかどうかを判定します。判定に使っている数値は、すべて公式ページで確認した日付つきのものです。

出典

この記事の数値は、各カード会社の公式ページで確認したものです。日付は確認した日で、比較サイトなどの二次情報は使っていません。

  1. リクルートカード|ご利用ガイド / 2026年9月21日 確認
  2. 三井住友カード|クレジットカードの国際ブランドとは? / 2026年9月21日 確認
  3. 楽天カード|2枚目のカード / 2026年9月21日 確認
  4. 楽天カード|基本情報 / 2026年9月21日 確認
  5. コストコ|会員登録 / 2026年9月21日 確認

データと出典には、判定が使っている数値を1行ずつ、どの公式ページのいつ時点の記載かとあわせて置いています。

持っているカードで確かめる

いま持っているカードを選ぶと、ここに判定が出ます

  • 12枚目はいりません
  • 22枚目を作ると得します
  • 3条件を満たせば得します
  • 4新規扱いになりません