dカードは2027年1月の利用分から通常の支払いが0.5%に下がりますが、1%はスマホのタッチ決済とd払いに残るので、2枚目に回すのはそのどちらにもできない支払いだけです。
- 対象は年会費無料のdカードだけ。GOLD U・GOLD・PLATINUMは外れています
- タッチ決済の1%は2027年5月から。番号が4363・5344・5365で始まるカードに限られます
- 番号が4980・5302・5334で始まるなら、新しいdカードへの切り替えが先です
- 1年に1度も使わない年があると、年会費1,650円がかかるようになります
ドコモの改定のお知らせと、新しいdカードへの切り替えのページを読みました。2026年10月4日時点の記載です。
目次
あなたの場合を判定する
いま持っているカードを選ぶと、ここに判定が出ます
- 12枚目はいりません
- 22枚目を作ると得します
- 3条件を満たせば得します
- 4同じ会社の2枚目になります
改定の対象は、GOLDの付かない1枚だけです
2026年9月に出たお知らせは、4つの改定を1枚にまとめたものです。年会費無料のdカードにかかるのは3つ目の項で、そこには「dカード GOLD U」「dカード GOLD」「dカード PLATINUM」を除く、と書かれています。
年会費無料のdカードについて、変わる点を時期の順に並べるとこうなります。
| いつから | 何が変わるか |
|---|---|
| 2027年1月の利用分 | 通常の支払いが100円(税込)で1ポイント → 200円(税込)で1ポイント。1%から0.5%へ |
| 2027年5月の利用分 | スマホのタッチ決済は200円(税込)で2ポイント。番号が4363・5344・5365で始まるカードだけ |
| 改定のあとも | 支払い方法をdカードにしたd払いは、200円(税込)で2ポイントのまま |
| 2027年1月から | 前年度に1度も利用がないと年会費1,650円(税込)。請求は2028年2月の引き落とし分から |
「還元率が半減」と報じられ、改悪と呼ばれているのは1行目です。すでに契約している人も対象で、改定の時期は変わる場合があると注記されています。
どの率が付くかは、利用明細の「ご利用日」で決まります。電気料金などは、明細のご利用日が検針日と一致しない場合がある、とも書かれています。12月に使った電気でも、明細の日付が1月なら0.5%の側に入ります。
改定より前の条件も1つ注記されています。公共料金・税金などの一部の支払い先は、いまでも200円(税込)で1ポイントです。固定費をdカードにまとめている人は、その分がすでに0.5%になっています。
公共料金は、いまでも0.5%です。2027年1月で下がるのは、それ以外の通常の支払いのほうになります。
GOLD U・GOLD・PLATINUMを持っている場合、この0.5%の話は当てはまりません。PLATINUMはドコモ光などの進呈率が別の項で改定されますが、通常の買い物の率は変わりません。
1%が残るのは、スマホでかざす払い方とd払いです
表の2行目と3行目が、1%に戻る道です。同じdカードでも、どう払うかで改定後の率が分かれます。
- 1%になる:街の店でスマホのタッチ決済(Apple Pay・Google Pay・おサイフケータイのiD)。2027年5月から、対象の番号のカードだけ
- 1%になる:d払いで、支払い方法をdカードにしている
- 0.5%になる:カードを差し込む。カードそのものをかざす。ネットでカード番号を入れる
- 0.5%になる:公共料金・税金などの一部(改定前から)
タッチ決済の注記にあるのは「街のお買物」でのApple Pay・Google Pay・おサイフケータイのiDです。スマートフォンによるタッチ決済と書かれているので、カードそのものを端末にかざす払い方は入っていません。
同じカードでも、払い方で率が倍違います。財布からカードを出して払う習慣のままなら、改定後は0.5%のカードになります。
2027年1月から4月は、かざしても0.5%です
通常の支払いが0.5%になるのは1月の利用分から、スマホのタッチ決済が200円で2ポイントになるのは5月の利用分からです。
あいだの4か月は、スマホでかざしても通常の支払いと同じ扱いになります。この期間に1%を維持できるのは、d払いのほうだけです。
d払いは、お店がd払いに対応していないと使えません。4か月のあいだ、d払いの使えない店での支払いは0.5%になります。
d払いの200円2ポイントは、半分が期間・用途限定です
お知らせの注記では、d払いの200円2ポイントの内訳が2つに分かれています。
- d払いの基本還元:200円(税込)ごとに1ポイント
- dカード支払い特典:200円(税込)ごとに1ポイント(期間・用途限定)
後ろの1ポイントは、使える期限と使い道が限られる種類のdポイントです。dポイントの使い道が決まっていない人にとっては、同じ1%でも残り方が違います。
スマホのタッチ決済の200円2ポイントについては、ポイントの種類の注記がありません。d払いとタッチ決済のどちらが得かは、お知らせの記載だけでは比べきれないところです。
カード番号が4980・5302・5334なら、切り替えが先です
タッチ決済の1%には「クレジットカード番号が4363・5344・5365のいずれかからはじまるdカードのみ対象」という条件が付いています。手持ちのdカードの番号の先頭4桁を見れば、どちらか分かります。
dカードの切り替えのページでは、申込みの入口が「4980・5302・5334で始まる人」と「4363・5344・5365で始まる人」に分かれていました。前の3つで始まるカードのままでは、5月からかざしても1%になりません。
有効期限が2025年4月以降のカードは、更新のときに新しいdカードへ順次自動で切り替わると書かれています。待たずに自分で申し込むこともでき、その場合は有効期限の月の5か月前の末日までが期限です。
- WEBで申し込む:手持ちのブランドがVisaでもMastercardでも申し込める。所定の審査がある
- 審査完了のメールが届く:最短5分。数日かかる場合もある。審査が終わったあとは取り消せない
- 新しいカードが届く:1〜3週間程度
- 旧カードが使えなくなる:申込みから約3か月後。旧カードの解約の手続きは要らない
切り替えのページには、注意事項が5つ並んでいます。そのうち、2枚持ちの管理にかかわるのは次の4つです。
- 「各種カードの番号が変わります」。クレジットカード番号・有効期限・セキュリティコードのほか、iD・dポイントカード・ETCカードの番号も変わる
- 旧カードと新しいカードの利用分は「別々のご請求」。明細も別になる
- リボ払い・分割払い・キャッシングの利用が制限される
- 一部の加盟店(JRAダイレクトなど)は、新しいカードで使えない
支払い先に登録しているカード番号は、ドコモの利用料金や一部の公共料金・NETFLIXなどを除いて、自分で登録し直すことになります。切り替えのあとしばらくは、旧カードと新しいカードの引き落としが別々に来ます。
先頭の4桁で、5月からの率が分かれます。年会費の判定のほうは、新しいdカードへの切り替えなら切替2年目から適用すると注記されています。
番号の変更で、やり直しになるもの
カード番号の変更は、支払い先の登録だけでは終わりません。切り替えのページの注意事項には、ほかに次のものが書かれていました。
| もの | 書かれていること |
|---|---|
| dポイントカードの番号 | 連携しているサービス(メルカリなど)は再登録が要る。しないとdポイントが進呈されない |
| ETCカード | 新しいETCカードを車載器に入れ直す。ETCマイレージサービスは再登録 |
| 旧カードのWeb明細 | 旧カードが使えなくなると同時に見られなくなる。確定申告などで要るなら先にダウンロード |
| リボ払い・分割払いの枠 | 審査で旧カードの枠を下回る場合がある。引き上げの申込みは新しいカードの到着から6か月後以降 |
2枚目を足すのと同じ時期に切り替えると、番号の登録し直しと支払い先の移し替えが重なります。どちらを先にするかを決めてから動くと、登録の漏れが減ります。
dカードの改定でよくある質問
改定のお知らせと切り替えのページの記載で答えられるものを並べました。
改定に合わせて、dカードは解約したほうがいいですか
お知らせは、解約を求める内容ではありません。年会費がかかるのは、前年度に1度も使わなかった場合だけです。
年に1度でも使えば、年会費は0円のままです。解約の手続きは、このサイトでは確認していません。
2026年12月に使った分は、0.5%になりますか
なりません。改定後の率が付くのは、利用明細のご利用日が2027年1月以降の支払いからです。ただし電気料金などは、ご利用日が検針日とずれる場合があります。
dカード GOLDの年会費が返金されると聞きました
返金の申込みが案内されているのは、dカード PLATINUMを契約している人と、dカード GOLDを持ちドコモポイ活プランを契約している人です。2026年12月31日までのエントリーが要ります。返金の条件と手続きは、お知らせからリンクされた別のページに書かれています。
かざせない支払いの額が、2枚目に回す額です
改定で減るのは、スマホのタッチ決済にもd払いにもできない支払いの分です。ネット通販、カード番号で登録しているサブスク、d払いの使えない店がこれにあたります。
その支払いが月にいくらあるかで、減る額が決まります。
- 月5,000円:60,000円 ÷ 200円 × 1ポイント = 300ポイント減る
- 月2万円:240,000円 ÷ 200円 × 1ポイント = 1,200ポイント減る
- 月5万円:600,000円 ÷ 200円 × 1ポイント = 3,000ポイント減る
月5,000円なら1年で300ポイントです。この額のために2枚目を作って引き落としを2つにするかは、人によって答えが分かれます。
この計算は2027年5月より後の形です。1月から4月のあいだは、街の店でかざす支払いも0.5%なので、d払いにしない限り減る側に入ります。
月5万円なら3,000ポイントになります。この支払いだけを条件なしで1.2%のリクルートカードに移すと、こうなります。
- リクルートカード:600,000円 × 1.2% = 7,200ポイント相当
- 改定後のdカード:600,000円 ÷ 200円 × 1ポイント = 3,000ポイント
- 差:7,200 − 3,000 = 4,200ポイント相当
減るのは、かざせない支払いの0.5%分だけです。街の店の支払いはdカードに残し、ネットと定期払いだけを2枚目に移す形になります。
条件なしで1.2%を超えるカードは、このサイトが台帳に載せている14枚の中にありません。基本還元率の一覧と、上がる条件は2枚目の還元率に並べています。
公共料金・税金はもともと0.5%の側です。固定費をまとめて1枚に寄せる考え方は、サブスク専用のクレジットカードで扱いました。
2枚目の判定で手持ちにdカードを選ぶと、足す候補と、その理由が出ます。
GOLD UとGOLDは改定の外ですが、年会費の線があります
通常の支払いの改定は、dカード GOLD UとGOLDを対象から外しています。どちらも買い物は100円(税込)で1ポイントのままです。
代わりに年会費があります。年会費無料のdカードと並べるとこうなります。
| カード | 年会費(税込) | 年会費が0円になる条件 | 申し込める年齢 |
|---|---|---|---|
| dカード | 無料 | 2027年1月からは、前年度に1度でも利用があること | 18歳以上(高校生を除く) |
| dカード GOLD U | 3,300円 | 満22歳以下/年間の利用30万円以上/対象プランの契約(2年目の確定時のみ)のどれか | 18〜29歳 |
| dカード GOLD | 11,000円 | 公式ページに記載なし | 18歳以上で安定した継続収入 |
GOLDの11,000円を、改定で開いた0.5%の差だけで埋めるとすると、こうなります。
- 11,000円 ÷ 0.5% = 2,200,000円 → 年220万円
これは、dカードをカードを出す払い方だけで使った場合と比べた数字です。スマホでかざして払う人なら、改定後のdカードも1%なので、この差はありません。
買い物の率だけなら、かざす人に差は残りません。GOLDを選ぶ理由は、ドコモのケータイ料金の10%や空港ラウンジ、前年の買い物が累計100万円以上で最大10,000円(税込)相当の特典のほうにあります。
ケータイ料金を入れた損益分岐はゴールドカードの年会費は元が取れるかで計算しました。
GOLD Uは、満22歳以下なら無条件で、年30万円以上使う人もそれだけで年会費が実質無料になります。ただし満30歳以降の最初の更新で、審査のうえ年会費11,000円のGOLDに自動で切り替わります。何歳でどの条件が切れるかは学生のクレジットカード2枚目に並べました。
残すなら、年に1回使うことが年会費の線です
2枚目に支払いを移すと、dカードは使わなければ費用がかからない、と思われがちです。2027年1月からは逆で、使わない年に1,650円がかかります。
年会費がかかるのは、前年度に1度も利用がなかった場合です。何を利用に数えるかは注記に書かれています。
- 数える:ショッピング・ドコモの利用料金・ETC・キャッシングなど
- 数えない:金利・リボ払い手数料などの各種手数料、カード年会費、ETC年会費など
もう1つ、判定の日付の決まり方があります。利用の判定は、店からカード会社に売上情報が届いた日が基準です。
ふだんは使ってから1〜2営業日で届きますが、通販などでは商品の発送後に送られ、1か月以上かかる場合があると書かれています。判定の期間の終わり近くに通販で1回だけ使うと、その年の利用に数えられないことがあります。
2枚目に移したあとが、いちばん忘れやすい年です。最初の請求が来るのは2028年2月の引き落とし分からで、外した年の翌年になります。条件つき無料の読み方は年会費無料の2枚持ちにまとめました。
- カード番号の先頭4桁が、4363・5344・5365か、4980・5302・5334か
- スマホのウォレットにdカードを入れているか(Apple Pay・Google Pay・おサイフケータイのiD)
- d払いの支払い方法がdカードになっているか
- タッチ決済にもd払いにもできない支払いが、月にいくらあるか
- 支払いを2枚目に移したあとも、dカードを年に1度は使う予定があるか
まとめ。dカードの改定のあとで2枚目を足すかの分かれ目
判断が分かれるのは、次の5点です。
- 改定の対象は年会費無料のdカードだけ。GOLD U・GOLD・PLATINUMの買い物の率は変わりません
- 1%が残るのはスマホのタッチ決済(2027年5月から・対象の番号のみ)とd払い
- 番号が4980・5302・5334で始まるなら、切り替えが先。番号が変わり、請求も別になります
- 2枚目に回すのは、かざせない支払いだけ。月5万円で年3,000ポイントの差です
- 残すなら年に1度は使う。使わない年は1,650円がかかります
カードを替える前に、払い方を変えられるかを見ます。かざせる支払いが大半なら、dカードは1%のまま使えます。
手持ちのカードを選ぶと、2枚目を足す意味があるかどうかを判定します。判定に使っている数値は、すべて公式ページで確認した日付つきのものです。
出典
この記事の数値は、各カード会社の公式ページで確認したものです。日付は確認した日で、比較サイトなどの二次情報は使っていません。
- dカード|dポイント進呈率・年会費改定のお知らせ / 2026年10月4日 確認
- dカード|dカードのリニューアル(新しいdカードへのお切替え) / 2026年10月4日 確認
- dカード GOLD U / 2026年10月4日 確認
- dカード GOLD / 2026年10月4日 確認
- リクルートカード|ご利用ガイド / 2026年9月30日 確認
データと出典には、判定が使っている数値を1行ずつ、どの公式ページのいつ時点の記載かとあわせて置いています。
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